物理哲学!

物理学について私が考えたことをぶつぶつ呟きます。

MP等価性からビッグバンメカニズムへ

 

まず最初に本論のことを発見当初の名にちなんで数M理論(数学的Mapping理論)と書くことがあるのでそれを注意しておきます。

さて、我々は物理学対象を何だと考えているだろうか?

地球を万有引力により太陽の周りを回る天体だとか、電子を量子力学的に波動関数を満たす数理的存在だとかいう意見が多いのではないだろうか。ここでの私の挑戦はこのような観念の大きな転換を試みることである。

最初にタネを明かしておくとMP等価性と銘打っておいたが、このMPは

M=Mathematics(数学)

P=Physics(物理)

のことであります。つまり日本語に直せば数-物等価性ということになるわけであるが、これがいかにしてビッグバンメカニズムとつながりを持つかについては後ほどに書きたいと思っております。これは説明が難しいという訳では決してなく簡単に片付いてしまうのですが、これを先に書いてしまうとこの話がつまらないものに感じられてしまうからであります。ゆっくり順を追って気長に読んでくださることをお願いしたいと思う次第であります。

<本論を書くに当たっての経緯>

さて、本題に入りたいとおもいますが、まず私がこの記事を書くに至った経緯をお伝えすることが何より分かり易いので、その経緯について書いてみたいと思います。実ははっきりとした記録が全て揃っているわけではないのでおおよその年を記す程度に留めようとおもいます。

 

事の発端は2014年のことでした。私は大学時代から物理学を究めることは数学を究めることと考えていた私はある時、とっくに大学は出た後でしたが、大学の数学の教科書をぺらぺらめくっていました。その時です、私はふと、そこに書かれている定理そのものなどが各物理学対象に一対一に対応しているのではないかという考えが脳裏に浮かんだのです。それと同時に全身にゾクゾクとした感覚が走りました。これまでに考えていた物理対象の捉え方と明らかに違うものだからでした。

この感覚はいったい何だろうと考えを巡らしたり、ウィキペディアなどで色々調べたりしました。その段階で得られた結論は上にも書きましたが、数学の論理要素(Mathematical Element=ME)が何らかの物理学要素(Physical Element=PE)と一対一に対応しているというものでした。このような考えの下に誰かにこの思い付きを知ってもらいたいと、今はなきとある物理学掲示板に私の考えを「質問」という形で投稿しました。そこで返ってきた主だった批判は以下の2つでした。

 1.数理物理学と何か違いはあるのか?

 2.数学的に意味のある定理などが物理的にも意味があるとは限らない。

これらの批判を受けた私は焦り、詳しい調査や吟味をせず、とんちんかんな回答をしてしまい、一旦身を引きました。(ただ、時間をかけてもこの当時はこれらの批判には耐えられなかったでしょう 汗)ひやひやものでした。これは確か2015年のことでした。

しかしながら私はこれらの批判に打ちひしがれたわけではありませんでした。この批判が脳裏によぎっているもの(イメージしているもの)と相矛盾するものではなく、私の考えが否定されたものではないと信じていたため、その後も研究活動を細々とながら続けました。

しかし大した進展があったわけではなく、研究に関しては時折しか考えることはありませんでした。ところがです、2017年のことでした。論理学について少々の勉強をしたところ論理は公理系を基軸に次々と展開される論理式であるという認識に至りました。そして間もなく“大事件”が起こったのです。(まだ誰にも気づかれていないという仮定の下“大事件”と書きました。気づかれていたならば「恥」ですが・・・汗)以下、1.2.について考察しました。

 1.論理(ME)の状態は論理展開によって変位する。

 2.物理対象(PE)の状態は時間によって変位する。

ここで基本のMEーPE一対一対応を思い出して下さい。

ME=PEならば変位の仕方も同様になるはずです。ところでMEの変位の仕方は加算的(数えられる)です。従ってPEの変位も加算となるのでPEの変位を与える時間は「最小単位を持つ」のではないかと考え調べてみたところ・・・あった!! そうです、プランク時間なる時間の最小単位があったのです!

ここから直ちに次の[仮定]が得られることはお分かりいただけると思います。

 <仮定>

 PEはMEと一対一に対応している。 

 最初に対応していたのはPEの原点であるビッグバンとMEの原点である(公理系によって規定される)展開の始まりである。

 ME展開とともにPEもビッグバンから発展する。

 このMP変位は1プランク時間ごとに生じるであろう。

 

ME=PEなのだから特にPE空間ME空間とを分けて扱う必要もないのですが我々の認知する形の異なるものだから分けて書いたのです。

さて、いかがでしょうか?この<仮定>が一つの到達点なのですがどのように感じられたでしょうか?ここにビッグバンの一つの明確な理解が得られたことになるでしょう。ビッグバンとはほかならぬ論理展開の始まりのことだったのです。

 

論理数は時間とともにどんどん増えて行きますが、これが後に言うように膨張宇宙の理由の説明ともなりうると考えております。また1プランク時間(5.4×10-44秒)は極めて短いことから現在は膨大な数の論理展開が行われある種、論理展開の平衡状態にあると思われるのです。逆に言えばビッグバン直後は論理状態が非常にダイナミックであったと予想されます。これがビッグバン直後の理解がうまくいかない理由なのではないかと思われます。

ただ、これは推測の域を出ず物理学的に何ら具体的な成果が得られたわけではないことを注意しておきます。本論は宇宙の真理についての一つの可能性の示唆であり、方法論にはないのであります。

とは言え自分の思いつく範囲で方法論とまでいかなくても解決の方向性を示しておくことは良心的と言えるでしょう。従って方法論については後々述べるつもりです。

 

では、もう一度私のその後の経緯についてお話しすることにします。

この劇的な結論を得た私はこれを正式な形で発表しようと某有名科学雑誌に投稿するプランを立てました。2018年暮れころある物理学者に意見を求めた後、その雑誌に投稿を試みました。しかし結果は「確固とした論拠がないため出版の条件を満たさない」と掲載を拒否されてしまったのであります。ちなみにその物理学者からは科学哲学の分野では?とのことで科学哲学について調べたりもしましたが適合する分野ではないと判断し、その後もいろいろ画策しましたが手詰まりで若干不本意ではあるものの本ブログを立ち上げました。

 

以降に期待

以上がMP等価性の発見から今に至る経緯でした。MP等価性及びビッグバンメカニズムの提唱に当たるのですがいまいち納得がいかない、という方も多いと思います。

 

論理は理論を構成するためにあるもので理論の「元」に相当するPEとは相いれないと感じるからだと思います。しかしその理論の元とはいったい何なのでしょうか?

実は、上記の数M理論を踏まえると全てのPEは=MEなのです!もっと言えばPE-ME

完全一対一対応となります。詳しい展開の仕方は省きますが、公理系からあふれ出る論理文一つ一つがPE一つ一つに対応しているのです。それに対し現代物理学のアプローチは論理を種類ごとにタイプ化した上での話で具体的な論理文一つ一つに対するものではありません。

 

不勉強ながら以後は数Mにおいて私が考察したものを書き記したいと思います。ある程度まとまってはきたものの完全ではないため今回の記述はここで一旦やめておきたいと思います。解決の方向性の示唆についても次回以降に行うつもりでいます。

 

それではまた!